ゲームで学ぼう!地球温暖化を防ぐ方法
- 安藤志保

- 7月30日
- 読了時間: 4分
更新日:8月1日
はじめに
今年も記録を塗り替える暑さや少雨・・・。あいさつで「暑いですね」と言わずにおれないほどで、毎日毎日「暑さ」が報道されますが、その原因となっている地球温暖化・気候変動についての報道が極端に少なく、もっと原因の報道をしようと、【気候危機に関する気象予報士・気象キャスター共同声明】が発表されたのが去年2024年の夏。
しかし、温暖化否定論や「温暖化は人為的なものではない」とする偽・誤情報が日本国内で急速に増えており、環境省が対策サイトを立ち上げる事態となっています。
そんな折、やはり暑い暑い日に、廿日市市大野町の公衆衛生推進協議会のみなさんと「CO2削減ゲーム」を実施させていただきました!
地球温暖化のはなし
集まってくださったのは女性ばかり40人。日頃から健康や環境などの学習をしておられ、開会あいさつで「栄養・運動・睡眠・笑いで元気に過ごしましょう」とお話しされました。
それを受けて、ファシリテーター・あんでぃが「認知症予防にも笑いが大切なんですよ。大きな声を出して笑いましょう!ワーーーーハッハッハッハーーーー!」と笑うと、会場に笑いが起こり、和やかにスタートしました。

暑い暑い毎日。「この150年程で地球の平均気温はどれくらい上がったと思いますか?」の問いかけに、みなさんから「10℃!」「そこまでいってないじゃろう。2℃くらい?」「いやぁ、もうちょっと上がっとる。3.5℃」などなど、積極的に答えてくださいました。
「じゃあ、どんな影響が出てますかね?」と訊くと、
氷河が解けてる
サンマが逃げていって獲れなくなってる
お米がうまくできない
砂漠が広がっている
海流が変わった
台風の進み方が変わった
と、どんどん上げてくださいます。さすがです!

すでに起きている影響や被害、そして、予測される今後についてレクチャーを終えて、ゲームに入ります。
CO2魔人を退治!
「CO2削減GAME」は、日常生活の中でできるCO2削減のための行動について、「かかるお金」「CO2削減効果」「手間」のバランスを考えながら学ぶカードゲームです。

家庭でCO2を減らす行動は【再エネを使う】【使い方を変える】【設定を変える】【機器を変える】の4種類。この4種類が具体的に書かれたカードの中から、自分が実行しようと思うものを選んで、必要なお金を払い、得られるCO2削減を「アースポイント」として受け取ります。
行動を選ぶのは5回(5ターン)。最終的に「アースポイント」がいちばん多い人が優勝!同点の時は残ったお金の数が多いほうが勝ちです。

みなさん、すでに気を付けて実行されている方が多く、「エアコンを使う時に、いっつも扇風機も回しょうるよ」など、家庭での実践の様子で盛り上がっていました。
最後に、ゲームでどんな省エネ行動が効果が大きかったか、今日から自分で始められる行動について、グループごとに話していただきました。「今日のカードは全部やっとるけど、これだけやってなかったんよ」と、季節に合わせて冷蔵庫の温度設定を変えるカードを選んだ方もおられました。
地区にお住まいの市会議員の方がお二人参加しておられ、参加者さんからの補助金についての質問に答えてくださいました。

サステナブルみはらからも、廿日市市さんの給水スポットの取り組みについて、お伝えさせていただきました。現在、広島県内の自治体として唯一「リフィルひろしま」に協力してくださっています!廿日市市内の給水スポットを「リフィル」のwebサイトでも見ることができます。
大野公衆衛生推進協議会のみなさま、この度はお招きくださり、大変ありがとうございました!!!
追記:広島県環境保健協会様のFacebookでもご紹介いただきました!ありがとうございます!
サステナブルみはらでは、自分自身も子ども・孫の世代も、安心して生きられる地球環境・社会を引き継げるよう、様々なテーマでワークショップを行っています。
17のゴール、169のターゲット、232の指標のSDGs。この全体像を理解して、ゴールに向けて動く人がもっともっと増える必要があります。
ワークショップの進め方、振り返りや問いを変えることで、様々な年齢層、立場の方に応用可能です。
組織のリーダーシップ向上・チームビルディング研修、中学・高校・大学の授業なども承りますので、お気軽にお問い合わせください。
2030年のSDGsゴール達成に向けて歩み出す人が増えますように!!!



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