11月9日、日本環境教育フォーラム(JEEF)運営の研修が広島県府中市であり、参加してきました!場所は、オガワエコノスさん。環境学習・ESDの原点を見つめ直す機会となり、参加させていただくことができ、良かったです。
午前中は地域で開いているサロンのスペシャル企画があったため、遅れて参加。なんとかギリギリで、午前最後の【体験】プログラムに間に合いました!
HDDのネジを外して、解体! ネジ、鉄、磁石、基盤などに分別! 30分のプログラムですが、私の到着時に、みなさんすでに分別されている段階で、急いでやったら10分程でできました。大人向けプログラムの場合は、パソコンの解体もできるそう!
工場で実際に解体されるものを学習として使うので、「オガワエコノスの仕事を、みなさんにやっていただいたお礼です」と、間伐材のノートをいただきました!1つひとつ手作業で手間がかかりますが、これにより9割以上が再資源化されることになります。
遅れたために、あっという間に午前のプログラムが終わり昼食に。リユース容器でのお弁当で嬉しいですね。
午後セッションの前半は、オガワエコノスさんがやっておられる小学校4年生向けのプログラムを体験。それぞれのおうちから出る「ごみ」の旅。ぐるっと回って返ってくるお話や、そのために必要な人の手やエネルギー、伴って必要なお金のことなど、とっても分かりやすい授業内容でした。実際の現場を持っておられることは大きな強みですね。講師の小澤先生からは、ごみの量を客観的に捉えるために、市の1人あたりごみ排出量などのデータ提供があると良いですねとのコメント。
午後の後半は、小澤先生のお話と、対話のワークショップでした。
「学校とつながるためのアドバイス」として、環境基本法や新学習指導要領など基本のお話や、短い時間ながらも具体事例、先生ご自身の実践例も、伺うことができました。たくさんの入り口を示していただいた感じで、それぞれに探求の道を進めなくては~と、たくさん課題をいただいた気持ちです。
ワークショップのほうでは、参加者の課題の中から、ESDが自己肯定感の向上に貢献できる要素、逆に自己肯定感を下げる要素になり得る状況などを考えたり、学びが一過性にならないためにできることについてアドバイスをいただいたり、様々な属性の方々との対話で、多くの気付きをいただくことができました。
企業として「体験の機会の場」登録や、子ども達への環境学習に取り組むメリットについて問われたオガワエコノスさんが、
企業の持続可能性は、地域あればこそ。
地域が持続可能であれるように、地域に必要な情報や栄養を与え続ける。
と話され、オガワエコノスさんの環境学習で学んだり、見学に来た子ども達が、大人になり就職されている【人の循環】もできていて、とってもステキだな!と思いました。
清々しい気持ちで研修を終えて、オガワエコノスさんのすぐ上にある公園で紅葉を楽しみ、帰途につきました!
環境学習指導者向けの研修は、今年度の残り日程は下記の通りです。お近くでの開催があれば、ぜひご活用いただきたい事業です。
〔体験の機会の場〕
(3)サンデン株式会社(群馬県前橋市)
【日 程】2022年12月14日(水)
【概 要】近日公開
(4)ホンダモビリティランド株式会社(栃木県芳賀郡茂木町)
【日 程】2023年1月12日(木)
【テーマ】『持続可能なもりづくり』
【概 要】近日公開
(5)加山興業株式会社(愛知県豊川市)
【日 程】2023年1月20日(金)
【テーマ】『連携した環境教育の実現に向けて』
【概 要】近日公開
(6)石坂産業株式会社(埼玉県入間郡三芳町)
【日 程】2023年2月10日(金)
【概 要】近日公開
〔国立公園〕
(7)NPO法人ホールアース研究所(静岡県富士宮市)
【日 程】2022年11月27日(日)
【テーマ】『富士箱根伊豆国立公園での環境教育活動』
~身近な自然とのふれあいから学ぼう!〜
【概 要】研修の概要はこちら
(8)NPO法人大雪山自然学校(北海道上川郡東川町)
【日 程】2023年1月6日(金)
【概 要】近日公開
webサイトはこちら
「体験の機会の場」紹介動画
関連情報
●オガワエコノス様 CSR・SDGsレポート20222022
●環境省 環境学習Station ~未来を築く人を育む~
●環境省 学校向け教材 みんなで変える地球の未来~脱炭素社会をつくるために~
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