福山の、丘の上の隠れ家のようなステキな本屋、UNLEARN(アンラーン)さんで、「コミュニティコーピング」を実施させていただきました。
UNLEARNさんwebサイトより引用
屋号の「UNLEARN(アンラーン)」という言葉は、今から約80年前ヘレン・ケラーがアメリカで、当時学生であった鶴見俊輔さんに語った言葉です。彼女は「自分は大学で多くのことを『まなんだ』(LEARNした)が、それからあとたくさん『まなびほぐさ』(UNLEARNし)なければならなかった」と言いました。
とのことで、鶴見俊輔さんのご著書や関連本も多く置いてありました。
この「UNLEARN」を表すロゴもステキですので、ぜひお店やwebサイトを訪問してみてください。
「コミュニティコーピング」とは?
人と地域資源をつなげることで「社会的孤立」を解消する協力型ゲームです。
ゲームは2021年からスタート!
ターン(1年)ごとに、悩みを抱えた人が6つの地区のどこかで発生します。
同じ地区に4人以上、悩みを抱えた人が年の最後に留まっていると、地域体制が崩壊してゲームオーバー。
▼コミュニティコーピング公式サイト
▼コミュニティコーピング紹介動画
ゲームスタート!
「コミュニティコーピング」は、UNLEARNオーナーさんを含めて5人で体験。
まず、それぞれプレイヤーカードを選んでゲームスタートです!
課題をクリアしながら順調に進んでいましたが・・・
残念ながら2026年で地域が破綻してしまいました。
振り返り
ゲームを終えての感想
多様な人とのつながりが必要
役割分担できたら良かった
難しい問題を抱えている人への対応に多くのリソース必要。ゲームでは後回しにしたほうがゲームをクリアしやすいかもしれないが、現実ではより深刻な問題を抱えている人を取り残してしまう可能性がある
誰も悩みをきけていなかった(取り残されていた)地域があった
「なんとなく元気がない」人も、深刻な悩みの場合もある
現実では明確な悩みがある人のほうが対応しやすい
悩みをきくだけで解決できる場合もあり、なるほど!と思った
良い地域にするために自分にできそうなこと
相談ができる場所、気軽に行ける場所、居場所をつくる
顔を見るだけでも良い、悩み・問題が大きくなる前に対応
市役所や専門職につなぐ
頑張ってる人の応援(ケアする人のケアが大切、重い悩みの相談も多いはず)
雑談も大切
話をきく、声を掛ける(自分から悩み・問題を言えない人がたくさんいる)
つながる場所をつくる
ゆるやかなつながりづくり
オンラインのつながりも大切(外国人は転入も転出も多く、居住地以外でも対応できる)
様々な背景の人がいるほうが解決につながる
オープンダイアローグを活かす
課題など
アクセスの良い地域に新しい家が建つ一方、中心地は空き家が増えていて孤立が増えそう。うまくバランスできないか。
コミュニティという言葉がよく使われるが、コミュニティは同質化を求めたり、仲間外れを生む場合もある。大切なのはコミュニティの維持ではなく、コミュニケーションだ。
嫌々ながらコミュニティに関わるのは違う。マウントとる人がいたりするコミュニティはイヤ。
コミュニティのあり方について、「その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く―― 」という本が参考になりそう
ゆるいつながり、ゆるさが大事
コミュニティの「裂け目」
同質の人しか理解できない文脈に気付ける配慮(みんなカープファンじゃないかも?!)
足りないのはコミュニケーション
みなさん、とっても楽しかった!と言っていただき、お仕事や生活・活動に活かしていただけそうです。
6月21日(金)19時から「認知症世界の歩き方」のワークショップをさせていただくことになりました!ありがとうございます^^!またお会いしましょうー
お隣のカフェもとってもステキでした^^♪
サステナブルみはらでは、自分自身も子ども・孫の世代も、安心して生きられる地球環境・社会を引き継げるよう、様々なテーマでワークショップを行っています。
17のゴール、169のターゲット、232の指標のSDGs。この全体像を理解して、ゴールに向けて動く人がもっともっと増える必要があります。
ワークショップの進め方、振り返りや問いを変えることで、様々な年齢層、立場の方に応用可能です。
組織のリーダーシップ向上・チームビルディング研修、中学・高校・大学の授業なども承りますので、お気軽にお問い合わせください。
2030年のSDGsゴール達成に向けて歩み出す人が増えますように!!!
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