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ゲームで学ぶこれからの民主主義

三原市議の正田さん、正田議員事務所でインターン中のドットジェイピーメンバー・スタッフのみなさんにご協力いただいて、民主主義を学ぶゲーム「デモポリー」のモニター開催をさせていただきました。

 

はじめに


「資本主義」「社会主義」「共産主義」という言葉が【経済体制】を示すのに対して、その国の【政治体制】を示す言葉である「民主主義」。その対にあるのは「独裁制」・・・特定の個人または党派などが政治権力を一手に握り、国民は支配される側・・・。


民主主義国家の日本では主権は国民にあるけれど、その実感を得られているだろうか


そもそも「民主主義」について正しく理解できているだろうか


日本の投票率の低さは、「民主主義」を体現できていないことの現れではないか


様々な社会課題を解決し、SDGsを推進しようとしても、そのオペレーションシステムが機能不全になっていては、うまくいかないのではないか


などの問題意識から、サステナブルみはらは、民主主義を学ぶゲーム「デモポリー」のクラウドファンディングに賛同し、公認ファシリテーターになりました!


▼デモポリー公式サイト

▼デモポリー紹介動画


 

前置きだけで面倒くさそうですが、ゲームは、モノポリーのような感じで、とても面白く夢中になります。

モノポリーと違うのは、アニマルタウンの住民としてペルソナが設定されていること。途中で選挙があること!政見放送を見たり、各政党のマニフェストを読んで、それぞれ投票します。


今回の選挙で選ばれたのは、若者応援党でした。政権交代によって、私達の暮らしは、そしてまちは、どう変化していくのでしょうか。


 

ゲーム終了後は、それぞれの暮らしの変化、まちの変化、自分以外の住民(プレイヤー)の様子などを、みんなで話し合い、自分の暮らしもまちも良くしていくために大切なことを考えました。


最後の感想では、

  • 民主主義の再確認ができた

  • 1票の意味を考えさせられた。周りの友人など、1票の大切さを感じていない人が多そう

  • 政策によって、不幸になる人がいたり、幸せになる人がいたりすることを体験できた

  • 自分のために投票するのか、社会全体のことを考えて投票するのか迷った

  • 政治と自分の暮らしとのつながりを知ることが大事。知る機会をつくっていきたい

  • 主権者教育も大切だが、政治の魅力を伝えられていない議員、議会、政治家の責任も大きい

  • 民主主義を学ぶために、これだけのゲームをやる必要がある・・というのは情けない現状

など、あげていただきました。


ありがとうございました!!!



 

最後に


OECD諸国の中で「社会問題について家族や友人と話す時間」が圧倒的に少ない日本。政治について話をするのは、教育現場でもなかなか取り組めていないように思いますが、楽しいゲーム体験を通じて、自らの体験を通じて考え、話し合っていくプロセスは、とても有効だと思います。


プレイヤーが、「高齢者」「学生」などの人間でなく動物に設定されているのも、抽象性があり、できるだけニュートラルに民主主義を考えるのに良さそうです。


「おまかせ民主主義」などという言葉も生まれましたが、様々な課題を自分ゴトとして捉え、主権者としての責任を楽しむ人が増えると良いな!と思います。



 


(引用ここから)

民主主義国家では、国民の政治的な自由、表現の自由、言論の自由を認め、国民が自分たちの代表を選挙で選び、その選ばれた代表者に政治を任せます。そして、代表者が国民のために仕事をしなければ、選挙で引きずり下ろすこともできます。(引用ここまで)



※ 上記記事中、「2016年のランキングでは日本は23位」とありますが、2024年2月15日に発表された2023年版では日本は16位でした。



 


サステナブルみはらでは、自分自身も子ども・孫の世代も、安心して生きられる地球環境・社会を引き継げるよう、様々なテーマでワークショップを行っています。


17のゴール、169のターゲット、232の指標のSDGs。この全体像を理解して、ゴールに向けて動く人がもっともっと増える必要があります。


ワークショップの進め方、振り返りや問いを変えることで、様々な年齢層、立場の方に応用可能です。


組織のリーダーシップ向上・チームビルディング研修、中学・高校・大学の授業なども承りますので、お気軽にお問い合わせください。



2030年のSDGsゴール達成に向けて歩み出す人が増えますように!!!



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